好きなことを仕事にして、
とことん追求したい
電車が好きで大学では鉄道工学を学び、就職にあたっては、好きなことを仕事にしたいと思っていました。子供のころからスキー場に行くとリフトに「Nippon Cable」のロゴをよく目にしていましたが、地元関西で高野山のケーブルカーがリニューアルされたというニュースを見たとき、同じロゴが付いているのを見て、リフトメーカーがロープウェイやリフトだけでなく地上を走るケーブルカーも建設していることを知り、日本ケーブルにとても興味を持ちました。
現在の仕事は、チェアリフト・ケーブルカーの設計を主に行っています。設計業務は2D・3DのCADを使用していますが、大学時代は使っていなかったので、先輩から教わりながら覚えていきました。また、現地で索道設備・ケーブルカーの点検作業を行うことも多いですが、仕事で「おもしろい!」と感じることは、図面で平面上にあったものが現場で形となって、実際に稼働しているところが見れることです。さらに、現地では設備を運行する事業者様と直接お話しする機会があるので、お客様からいただいた貴重なご意見を次の設計に活かすことができます。設計からメンテナンスまで、一連の流れに携われるのが仕事の魅力であり、この経験が私を成長させてくれます。
就職活動中の学生の皆さん、ぜひ好きなことを仕事にしてください。私は昔からチェアリフトに興味があったのですが、チェアリフトはメーカーや年代ごとに様々な特徴があります。機能性や美しいフォルムなどを追求して、「あれ乗ってみたい!」と思われるようなチェアリフトを自分が設計できたら…、など考えると夢が広がります。好きなものに囲まれて仕事ができることが私の幸せです。