自動車の進歩とともに挑む、
夢ある駐車場づくり
大学時代は機械工学を専攻し、ロボットに関連する研究をしていました。「自分でつくって、自分で動かす」ことが成果として目で見える仕事をしたいと思っていました。日本ケーブルを選んだのは、設計から施工までを一貫しており、自分の描いた絵が、実際に形となりそれを実感できると感じたからです。
現在の所属はオートタワー事業部技術第2課で、立体駐車装置の新製品の設計開発を行っています。立体駐車装置の設計は、装置がどういう動きになるかを考えながら行うことが重要なので、学生時代のロボット研究がとても役に立っています。
設計の仕事というと一日中CADの前に座っている姿を想像されるかもしれませんが、実際はそれ以外の仕事も結構多いです。市場ニーズや最近の技術動向を調べたり、提携している海外企業の技術者と打ち合わせをしたり、建設現場に行って状況を確認し、プランニングしたりしています。自動車に関する技術の展示会などを見に行くことも大事です。
また、建設中も、建設後もフォローします。現場に行って調整をし、場合によっては新しい部品に交換したり、必要に応じて再設計をすることも重要な業務です。
昨今、自動車自体の存在価値が大きく変化する中で、駐車場の在り方も変わりつつあります。電気自動車や自動運転技術はすでに実用化し、IoTやAIを応用した革新的な自動車の登場も近い将来予想されます。自動車の進歩とともに、それに対応する新たな駐車場が求められていることから、その期待と可能性はより大きくなっていくと思います。自動車の本格的な普及に先立ち50年以上も前から開発を始めた立体駐車場装置のフロンティアとして、そんなワクワクする夢のある駐車場づくりにともに挑んでいけたらと思っています。